会長、風邪をひく

昼休み、いつものように生徒会室に行く優。
優「こんちわー」
葵「いらっしゃい」
優「あ、葵さん。会長は?」
葵「あ、なんか今日は風邪ひいたって言って休みらしいよ」
優「え、本当ですか?」
で、ちょこちょこ話してると「優くん、見舞いに行ってやれば?」
「でも僕、会長の家知らないんですよ」
「うそ」
聖が家を教えてないなんてことは無いと思ってたので驚く葵。
でもまあ、葵は当然場所知ってるので地図まで書いて教える(優が行けば聖が喜ぶという
のが半分、隠してるのばらしたら面白そうという意見半分)
「葵さんはいかないんですか?」
「わたしはいいよ。それに優くん一人のほうが聖も喜ぶって」
まあ、情報は静から流れてくるので行く必要なし、と。


会長の家の前(家は普通の大きさ)。
めっちゃ緊張する優。
色々と最初の挨拶を頭の中で練習してからチャイム(インターホンつき)を押す。
「はーい」がちゃ。
突然ドアが開く。インターホン使われなかったのでより一層緊張する優。
「ははははははじめままして!お姉ちゃん、じゃなくて聖さんには普段からお世話になっ
てる○○学園の楠勇と申しますものでして!」
「……優ちゃん?」
「……え?」
「わたしわたしー。静だよー」
「……えーと」
「何よー、憶えてないのー?」
ぷうっと膨れる静。その膨れっ面を見てフラッシュバック。
「……静ちゃん?」
「うんー。久しぶりー」
まあ、子供のころは一緒に遊んだこともあるってことで。
「なんだ、おねーちゃんの彼氏さんって優ちゃんだったのか。納得納得―」
「……なんで僕が彼氏だってわかったの?」
「まーとにかく中に入ってー」
静、人の話し全く聞いてなし。

場面変わって会長の部屋。
ちょっと熱があったので学校は休んだけど夕方になって大分楽になった。
枕もとに置いてある優の写真見てうにゃうにゃしてみたり。
「会いたいよぅ」とかいってごろごろしてみたり。
そんなとこで突然ドアが開く。
「おねーちゃん、お客さんだよー」
「し、静!アレほど人の部屋のドア開ける時はノックしなさいって!」
「それよりお客さんー」相変わらず静は聞いてない。
「まあいいわ。葵?」
「ううん。優ちゃん」
「え?」
「あの……こんにちは」
「ええええええ!?」
めっちゃ焦る会長。部屋片付けてないしベッド乱れてるし自分パジャマだしっ!
慌ててると静は「ごゆっくりー」とか言いながらちゃっちゃと下に降りる。
とりあえず焦って片付けようとするけど「ダメだよおねーちゃん、風邪なんだからちゃん
と寝てないと」「でも」「ダメ!」「はい……」
しゅんとしてベッドに戻る会長。恥ずかしくて布団にもぐりこみそうになってると「いい
こいいこ→はにゃーん」って感じに。
で、掃除中にさっきの写真発見してお互いドキドキとか。
葵さんにアドバイスされた優はおかゆつくって「あーん」する。またはにゃーん。


会長が寝たあと静に呼ばれる。
「優ちゃん、ご飯食べてきなよー」
で、静がご飯の用意。優も手伝う(優にしてみればごく当然のこと)楽しく料理。
「でも、こうやって仲良く料理してると新婚さんみたいだねー」
「うん、そうだね」
いや、何の他意もない事実を判断しただけの言葉なんだけど、こんなこと恥ずかしげもな
く言うやつは他にいないのでどきどき。
で、一通り支度が住んだのでリビングでお茶でも。

「ねえ、優ちゃん」
「ん?」
「優ちゃん、胸大きい子好きなんだよね?」
「うん」
「わたしの胸、どう?」
シャツのボタンをプチプチと外しつつ。
「触っても、いいんだよ……」
さっきとうってかわって魔性の女ちっくな微笑浮かべつつ迫ってくる静。
優はどうするか。

躊躇する→
「いや静ちゃん、女の子がそんなことしちゃダメだってば」
「そんなこと気にしないで……」
「あー、だめだってば」
あろうことかボタンを直して座りなおさせる。
「優ちゃんの意気地なしー」
「だめだよ、嫁入り前の女の子がそんなことしちゃ」
「はーい」
「そんなことしてると男の人に襲われちゃうよ?」
「優ちゃんなら襲われてもいいよ」
「そんなことしないから」
「じゃあ、わたしが襲うー」
ふざけてがばっとか行ったとこに会長が降りてくる。
怒る姉、逃げる妹。

触る→
「ちょっとぐらいいいよね」とか思いつつ触る。
ふよふよとした感触が。
「あ、ちょっと待ってねー」
おもむろにブラ外す静。
「ほら、気持ちいいでしょ」
「う、うん……」
「じかに触るともっと気持ちいいんだよ」
腕を取ってシャツの隙間に

入れようとしたとこで会長登場。
で、結局怒る姉、逃げる妹。

まあ色々会ったけど静のやることだし、優にもなだめられたので落ち着いてご飯。
優くんは会長の隣で、静はテーブルの向こう。
微妙に威嚇する姉、残念そうな妹。
でも食事中は普通の世間話。学校の話とか。
「ところでお姉ちゃん」
「ん?」
「優ちゃんちょうだい」
「ダメに決まってるでしょうが」
「じゃあ、貸して」
「何言ってんの」
「週一日でいいからー」
「ダメっていったらダメ」
「お姉ちゃんのけちんぼー!」
言って泣きながら走り去る静.

「まあほら、静ちゃんもふざけてるだけだから」とか見当違いの天然慰めをする優。
「やっぱり大きいほうがいいの?」とか。
まあ結局そんなことないよでらぶらぶおわり。
エロ入れてもいいが。(エロポイント高いと始めるとか)

次の日、生徒会室に出た二人を待ってるのは葵さんの追求。
「あーん」とか全部静経由で伝わってる。
「なんでしってるのよ!」「私に知らないことは無いんだよ」とか。