葵さん、会長の気持ちに気付く。

「ねえ」
「何?」
「あんた、あの優って子好きなんでしょ?」
どんがらがっしゃーん
「ななななななな何をどうしてそんなこと思いついたのかさっぱり気が回りませんけど」
「あー、わかったわかった……」

会長の事を応援することにする。
自分もまあ優のことを好きっちゃ好きかも知れないけどこのいかにも優等生な親友がここ
までうろたえるなら応援もしたくなる。

優と会長の時間を作ってやるために優を生徒会の手伝いとしてスカウト。
優も会長と仕事できるのは嬉しいので快諾。

作戦1
直球勝負。
結果:っていうかそれはもう試しました。

作戦2
ラブレター
結果:下駄箱に入れようとしてるとこに優がくる。
「あれ、なにやってんの?」
「なななななんでもないっ!!」

作戦3
手作りのお料理
会長は料理得意なのでこれでポイントアップ!
でも、料理中に優の喜ぶ顔とか想像して大失敗。

そのころの男子
「そーいや、女子って調理実習でなんか作ってるんだろ?」
「クッキーとか言ってたけど」
「いいなー、俺にくれないかなー」
とかそんな感じの。
「優は会長にもらえるだろうしなー」
(会長が優に気があることを知らないのは本人だけ)
「でも、おね……会長料理へただから」
「……え?」
会長の料理の腕前はみんな知ってるので途惑う。
まあ、普段はシェフ顔負けでも優がかかわると必ず失敗するわけだし、優は下手だと思っ
ている。

で、案の定失敗。
「ごめんね優くん」
「ううん、おねえちゃんががんばってくれただけで嬉しいよ」
「でも……」
えぐえぐと泣きそうになる会長。
「よしよし」
優に頭撫でられる
「え?」
「お姉ちゃん、昔よくこーやって慰めてくれたから」
「あ、うん」
「……いやだった?」
「うううううううん、そんなことない!」
「それじゃ、よしよし」
溶ける会長。




家に遊びに行く→普段結構行ってるし

何個か試すけどうまくいかず。


会長の告白

なんかもー、自分の親友のこととは言えいいかげんばかばかしくなってきたので最終手段。
会長が何らかの理由で生徒会室で着替えてる時に、「じゃあ、かばんとって来る」とかい
って合鍵を持って退出。
かばん回収後に優をみつけ、生徒会室にいる会長にかばんを届けるように頼む。
生徒会室の前に来る優。

コンコン

「鍵もってるでしょ。今手が離せないから鍵開けて入ってきて」
「うん」
がらっ
開けて見ると、そこはカーテン締め切った生徒会室.
そして着替え途中で半裸の会長(はだワイ)
「じゅじゅじゅじゅじゅ優君!?」
「ごごっごごごごめん、お姉ちゃん!」
会長も動揺してわたわたしてると床にぽとっと何かが。
っていうか胸パッドが。
会長としてはばれるにしても優にだけはばれて欲しくなかったのでそれはもう動揺。
何か言わなきゃと思うけど何を言っていいのかわからず、暴走開始する脳細胞を何とか落
ち着けて叫ぶ。
「優君!」
「はいっ!」
「好きッ!」

「……え?」
言っちゃったらもう止まらなくなっていろいろ喋りだして、優が困ってると
「そうだよね、優くんもこんな胸の小さい子は嫌いだよね」
「そんなことないよ!」
「だって、こんなだよ? 葵だって結構あるのに」
「僕、お姉ちゃんの胸なら好きだよ!」
「うそっ!だってほら、触ってみてよ!」
勢いで触る。会長に手をとられて、とかで。
「こんな、触っても何も無いし。まるで男の子みたいで」
「お姉ちゃんの胸は十分柔らかいよ!男の胸とは比べ物にならないよ!」
「うそ」
「うそじゃない!」
優も勢いで脱ぐ
「僕の胸触ってみてよ!」
恐る恐る触って「優君、知らないうちにたくましくなって」みたいな。
で、二人で胸さわりあってるとこに声かけられる。
葵「いやあのさ。廊下のドア開けっ放しのままで上半身裸で何やってんのあんたら」
葵さんもそろそろ結果が出たかと思って戻ってきたけどちょっとさすがに予想外だったらしい。

でもまあ、なんだかんだで告白成功ということに。
葵「じゃあ私は先に帰るから。二人でお幸せにね」
照れてる二人をほっといて帰る葵。

ふと見るとパイプ椅子の上に薬局の紙袋。
中にはコンドーム。
顔真っ赤にして慌てまくって意識しまくる二人。
(ここでしちゃうかしないか。
ここでするならコンドーム使う/使わないでポイント変動とか。
そもそもするしないで変動とか。
後でしようとしたときにここでコンドームを持って行ってると将来使用できるシーンがあるとか)