数多の世界線を駆け抜け、命をかけた闘いの末に辿り着いた《シュタインズゲート》で再会を果たした岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖。
 紅莉栖はなんだかんだで帰国を取りやめ、ラボメンの増えた未来ガジェット研究所には平和な――そして騒がしい日常が戻ってくる。

 そして運命の金曜日。




「闘いの時は今!」
「ああ、もう月末か」
「月末の金曜日だもんね、しょうがないよー」
「え、何? 何なの?」
「エロゲの発売日だろう常考」
「知るかあっ!」



 ラボメンナンバー002 橋田至の持ち込んだ品物(エロゲ)が、騒動を巻き起こす。



「ダルよ。こんな明るいうちからでは気分も出ないだろうし、もう少し後でもいいのではないか?」
「ちょ、オカリン。裏切ったな!?」
「そうではない、ただ少し配慮をだな」
 なんとか穏便に事を納めようと思っていたのだが、俺の同意を得たと判断したらしい紅莉栖は即座にダルに詰め寄っていく。
「そうよ橋田。個人の趣味をとやかくいうのもなんだけど、少しはTPOをわきまえなさい」
「なんだよ二人揃って。オカリンだってまゆ氏の前でやってたじゃん!」
 ダルの言葉で、時が止まった。
 そして永遠とも思えた一瞬の後に、紅莉栖がゆっくりとこっちに向き直る。
「なん……だと……?」
「ダル!」
「裏切り者に血の制裁だお」



 果たして、生き残ることが出来るのか。主にオカリンが。




 文章:右近  表紙:茉乃瀬桔梗さん

 本文:A5二段組 28ページ
 頒布予定価格:300円


 そんなわけでブログとかで告知してた秋葉原シュタゲ祭りあわせの新刊はオカリンと助手です。
 今回はまのせさんの『サインコサイン』と合同サークルになりましたので、『裸Yシャツ友の会』名義ではなく『はだわいさいん』での参加となります。スペースNoとかは確認でき次第こちらに記載するしブログその他でも告知すると思う。
 珍しいことに既に製本まで終えてるので、改装中のラジ館に人工衛星が突入しなければ当日には新館が並んでいることでしょう。
 ちなみに内容としてはオカリンと助手がツンツンデレデレしてお前ら早く結婚しろよという話です。うん、実に原作通り。
 一応シュタゲ祭りで完売しなかったら夏コミにも持ち込みますが、シュタゲ祭りにはIBM5100とかも展示されてるらしいので、シュタゲ好きで秋葉原に来れる人はのぞきに来るといいと思うよ。
 もちろんまのせさんもいてそっちの新刊もあるはずなので、お立ち寄りの際には2冊セットで是非。

 あとPixivには本文導入部分を掲載してたりもするので、ID持ってる人はそちらもどうぞ。

 ※2011.06.08追記 まのせさんもPixivにサンプル公開したみたいなので、そちらもどうぞ。


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